手術の後はしばらく麻酔が利いていましたので、痛みはあまり感じませんでした。
けれども下半身は痺れているし、頭はぼーっとしているし、あんまりしゃべれません。
それに、下半身には尿の管、足には血栓防止用のポンプ、手には酸素を図るクリップと点滴、胸あたりには心電図のための器具、背中には麻酔の管と、も〜とにかく管だらけです。
さらに口には酸素マスクがあって、(これがなかなか苦しかった)話す気力もなく、さっきまではあんなに元気だったのにと悲しくなりました。正直、この姿はあまり他人には見られたくないもので、家族にも早々に帰ってもらいました。
■手術夜・・・いったいどこが痛い んだ!?
さて。
手術の夜、だんだん熱と痛みが出てきました。
背中と腹部の左側の痛み
まず痛みです。傷の痛み、子宮収縮の痛み、器具が触れる痛みと、いったいどれがどの痛みなんだか、初心者なもんで、わからない。とにかく痛いんです。
しかも看護婦さんが3時間おきに様子を見に来ては、子宮のあたりをぎゅーっと触っていくのですが、飛び上がるほど痛い。
今思うと、子宮収縮の痛みだったのだと思うのですが、重石を載せられて、かなりつらかった。
あれが後陣痛だとすると、果たしてほんものの陣痛ってどんなに痛いのか・・・。恐ろしくなりました。
つぎにつらいのがかゆみです。
傷をどうやらガーゼと腹帯のようなもので覆っているらしく、傷部がむずがゆいのです。手を伸ばしてときどきかいて見� �うと試みるのですが、ぐるぐる巻きで患部に到達しない。ううううっ。
腰痛の治療
そしてもっともつらかったのが、水分が取れないことでした。
私は喘息もちでもあったのですが、酸素マスクが苦しい上にたんが絡んで口がねばねばしてしまい、呼吸が苦しくなったのが一番参りました。
看護婦さんに頼んで、酸素マスクをはずし、毎時間冷水でうがいをさせてもらったのですが、そのたびに生き返ったような気持ちになりました。
もし、付き添いの方がいるならば、ときどきうがいをさせてもらうと良いと思いました。はい。
■手術翌日・・・必死にトイレに行く
相変わらず傷と子宮収縮が痛く、体を動かすと激痛が走ります。うううっ。
看護婦さんが体を拭いて、傷をチェックしてくれました。気が付くとオムツの ようなものをしていて(これが産褥パッドというらしいです)、要介護状態。人には絶対見せたくない姿です・・・。しかし、痛くて動く気もおきません・・・。
しかし体はそれでも回復に向かっているようです。
アレルギーは、喉の痛みの救済を引き起こした
まず、足のポンプが外れました。
それから、導尿の管も取れました。
そして、手術翌日には癒着を防ぐために歩かないといけないのです。
しかし体をどう動かしても激痛が走るため、30分くらいかけてベッドを降り、よろよろつかまりながら歩いて、ようやく用を足しました。(このとき、電動ベッドでなければもっと時間がかかっていたと思います)
用を足したときにも膀胱に激痛・・・。妊娠後期には体験しなかったほどの大量の尿が出てきて、痛いながらもしばし感動してしまうのでした。すごい・・・。さらに悪露といって、産後は子宮内部のものが出てくるんですが、この匂いがまた強烈で驚きました。いや� �・・・。
■喘息もちはさらにつらいことに・・・
私の場合、何より息苦しいのがつらかったです。
喘息もちな上に、水分不足で気管は狭くなるし、息を吸うと背中が痛く、腹筋を使って深呼吸すると激痛で、どうにも息がしにくくて困りました。血液中の酸素の量が少なくなっていたようです。
本当はこの日大部屋に移る予定でしたが、婦長さんに「あなたはまだリスクがあるからダメ」と優しく言われてしまったのでした。
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