摂食障害は、「痩せてキレイになりたい!」という、
若い女性ならばちっとも珍しくない願望からスタートした
過度なダイエットが原因で起こる病気だと思われがち。
娘さんをお持ちの親御さんの中には、
「ダイエット」と称して急に痩せ始めた我が子に対して
「色気づいて」「生意気になって」
…なんて冷やかな目で見ている方も多いでしょう。
しかし、娘さんのその変化の背後には、
親に対する強烈なメッセージが秘められている可能性があるんです。
摂食障害の原因は、当人の性格や置かれた環境などによって様々ですが、
思春期の不安定な心が大きな要因のひとつと言われているんですよ。
例えば、大人になることへの強い反発心。
男の子の場合は、非行や暴力といった形で顕在化するケースが
圧倒的に多いようですが、女の子の場合は
「食べない」というある意味での「ハンガーストライキ」のような方法で
自分の鬱屈を発散しようとする傾向があります。
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特に、母親との関係は、摂食障害の発症と治療過程に
大きな影響をもたらすと言われているのです。
母親への甘え
「反抗期がなく、母親への依存心が強い人が摂食障害になりやすい」
…という説もあれば、
「両親の不仲をはじめとする家族間のトラブルが摂食障害の原因になる」
…と言う専門家もいます。
人によって、置かれた環境も成育歴も様々ですから、
「コレが摂食障害の原因」と決めつけることはできません。
しかし、摂食障害の根底に
「痩せることで母親の関心を引きたい」
という気持ちが潜んでいるケースは少なくないよう。
痩せればもっと褒めてもらえる、痩せればもっと自分を認めてもらえる…。
そんな気持ちから自分をどんどん追い詰め、
激しいダイエットの末に摂食障害を発症してしまうケースが多いのだとか。
母親が摂食障害に困惑して慌てれば慌てるほどに
子供の摂食障害がエスカレートするというデータもありますので、
豚の病気は、股関節は、ワクチンで予防できるものです。
母親にはどんなことがあっても動じない心の器が求められます。
実際は、やせ細っていく我が子を目の前にして
冷静でいるのはなかなか難しいと思いますが…。
摂食障害者の中には、母親に抱きついて母乳をねだる等、
「幼児への退行」現象が現れるケースもあるよう。
今まで甘えられなかった反動で母親に甘えようとしている場合もありますので、
自分の子育てや親子関係について改めて見つめ直してしまう
良い機会なのかもしれませんね。
大人になりたくないという「恐れ」
「母親に甘えたい」、「もっと認めてもらいたい」という欲求は、
しばしば摂食障害という形で表に現れます。
そしてもうひとつ、母親へのメッセージとして表れやすいのが、
「自分の母親のようにはなりたくない」
「母親のような"女"になりたくない」という恐怖心。
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例えば、両親の関係がうまくいっていなかったり、
母親が女性として苦労している姿を間近で見て育ってきたという場合、
自分の身体が女性として成熟していくにつれて
「母親のように苦労するのは嫌だ」
「母親のように、言いたいことを言えない女になるのは嫌だ」と、
母親="女"を否定する気持ちが大きくなっていきます。
その結果、女性らしい身体の丸みを削り取ろうとするかのごとく
過酷なダイエットを始めたり、
母親が作った料理を捨てたりしてしまうようになるのです。
このように、摂食障害は母親や父親との関係が深く影響している
"心の病気"であるため、治療にも家族の協力が不可欠です。
両親も含めて専門医のカウンセリングを受け、
家族が一丸となって戦っていかなければなりません。
摂食障害は、決して治らない病気ではありません!
母親や父親にとっても辛い戦いになると思いますが、
長い目で見守ってあげてください。
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